山口文象+初期RIA総合目次

 建築家山口文象+初期RIAアーカイブズ

制作:伊達美徳

 山口文象(+初期RIA)アーカイブズは、建築家山口文象と彼が1953年に創立したRIA(現㈱アール・アイ・エー)に関して、
わたしがこえまでに収集した資料(すべてRIAに寄贈した)や書いた論考などを整理したものである。当初は「まちもり通信」サイト(一部は現在も生きている)で始めたが、諸般の事情でここに移設した。(伊達美徳)
初期RIAメンバー
三輪正弘,石関雍夫,
上平三和子,(坂根弟),北島道生,田中俊彦,福井稔,伊達美徳,近藤正一,山家啓助,鳥飼勢三
北住金吾,水口禎,坂根良朗,石村勇二,山澤千代子,富永六郎
植田一豊, (池辺陽),山口栄一,山口文象,稲地一晃,樋口金治
(1962年山口邸でのRIA10周年記念パーティにて、カッコ内はRIA外)

山口文象+初期RIAアーカイブズ項目 
最新修正2024年3月25日(1948中西利雄アトリエ追加)

 
 Ⅰ.山口文象+初期RIAの軌跡
 
◎1930~32・ヨーロッパ遊学
・1933~40 花形建築家時代
(未稿)
◎1941~49・戦中・戦争直後時代
◎1949~78 戦後詳細年譜
 

Ⅱ.山口文象+初期RIA主要建築作品等 
 
◎1923~30創宇社建築会
◎1924~34橋梁デザイン
◎1924~27分離派建築会
◎1926  東京朝日新聞社社屋(東京・中央区)
◎1927  
日本橋白木屋(東京・中央区)
◎1927  山崎商店(処女作)
◎1929  仲田勝之助邸
◎1930  ウクライナ・ハリコフ劇場コンペ応募(創宇社建築会)
◎1931  
菊池一雄アトリエ(世田谷区)
◎1933  小泉八雲記念館(松江市)
◎1933  藤川勇造アトリエ
◎1934  日本歯科医学専門学校(東京・新宿区)
◎1934  北鎌倉の茶席・宝庵(旧関口邸茶席・鎌倉市)現存
◎1935  小泉八雲図書館(富山市)
◎1935  山田智三郎邸(鎌倉市)
◎1936  梅月堂(山形市)現存
◎1936  番町集合住宅(東京・麹町区)
◎1936  小林邸(東京・大田区)
◎1936  黒部川第二発電所、小屋平堰堤等(富山県宇奈月)現存
◎1936  前田青邨邸(鎌倉市)現存
◎1936  青雲荘・友愛病院診療所(東京市)
1936  山崎発電所及び早川取水堰堤(箱根、小田原)現存
1939  F邸(東京・大田区)
◎1940  山口文象自邸(東京・大田区)現存
◎1940  林芙美子邸(現・林芙美子記念館、東京・新宿区)現存
1948  中西利雄アトリエ(東京・中野区)現存2024
◎1949  高松近代美術館(高松市立美術館)(高松市)
◎1949  総同盟会館・全繊同盟会館(東京港区・青雲荘に隣接)
◎1950  久が原教会(東京・大田区)
1952~ RIA初期の住宅(大久保邸、小町邸)
1953~60RIA初期の建売住宅(3Kハウス、白雲観光、近鉄学園前、登美が丘ほか)
◎1952  関東学院グレセット記念講堂
(横浜市)
1954  聶耳の碑(茅ヶ崎)現存
1954~88神奈川大学横浜キャンパス(横浜市) 一部現存
1955~ 家具デザイン
1959  大森教会(東京大田区)現存
1959  朝鮮大学校(小平市)現存
1964  新制作座文化センター(八王子市)一部現存
1971  是の字寺海竜院(岡崎市)現存
1973  平安教会(京都市)現存
1973  町田市郷土資料館(現・博物館、町田市)現存2024

Ⅲ.山口文象+初期RIA  著述・対談・講演
  
1924 制作する心「分離派作品集第三」)
◎1925 ・創宇社建築展(「マヴォ」1925年第7号)
◎1925 ・住宅地に建てられる店舗(「店舗及住宅」1925年12月号)
・1927 ・橋を語る
(「工芸時代」9月号)
・1928 ・Internationale Neue Baukunst
ヒルベルザイマー著翻訳「アトリエ」9月号)
◎1929   明日の建築へ
(「アルト」4月号)
        ・新興建築について(「近代生活」1929.12月号)

◎1928~30・論文三部作
              「新建築に於ける唯物史観」「合理主義反省の要望」「新興建築家の実践とは」
・1932 ・欧州建築夜話(「建築科学」11月号)
・1933 ・1933年を回顧する
(「新建築」12月号)
・1935 ・明日の住宅は?
(「住宅」1月号)
◎1938 ・堰堤随感
(「国際建築」1938.9月号)
◎1938 ブルーノ・タウトの死
(「セルパン」1938.3月号)
◎1938 ・民家風の一住宅 (「住宅」1938年?月号)
◎1946 ・『集合住宅の記録』(ブルーノタウト『Siedlungs-Memoiren』1933翻訳)
                 (講演記録1948年2月8日新日本建築家集団歴史研究部会報告 東大建築家教室にて)
◎1949 ・講演・創宇社建築会について(明治大学講堂にて)
・1952 ・我々の問題としてのローコスト住宅(「新建築」10月号)
        ・朝日
住宅相談室(「婦人朝日」連載)
・1953 ・住宅志言(「新建築」11月号)
        ・住宅
(朝日新聞社)
◎1954 
バウハウスとグロピウス(『建築家」1954年2月)
     ・座談会・庶民住宅をどうするか(「新建築」4月号)     
◎1955 ・昨日・今日そして明日へ(「新建築」10月号)・RIAレポート  
       ・
鼎談・戦前から戦後へ(山口、三輪、植田「建築文化」1955.9))
・1956 ・RIAレポート
・1957 ・家具はだれのものだ
(建築文化3月号)
◎1962 ・対談・都市計画にヒューマンスケールを
(川添登「建設ニュース6月号」) 
       ・対談 戦前戦中戦後
(「建築」1962.6月号)
       ・ハイマートローゼ(「室内」1962.7月号)
       ・RIA特集
(「建築」1962.6月号)
◎1964 ・芝居小屋(「建築」1964.3月号)
       ・前衛建築家の宙かえり
(「新建築」1964.6月号)
◎1966 ・プランニングにおける思想性(「新建築」1966年3月号)
◎1967 ・対談・下町かたぎの建築家
(日本短波放送、海老原一郎)
・1968 ・思想と現実の狭間における建築家の意識(「都市住宅」12月号
◎1969 
ワルター・グロピウス(「建築家」1969 秋号 日本建築家協会)
      ・座談会 分離派・中央電信局・山田守
(「建築記録中央電信局」1969)
1971 ・
座談会:建築と演劇(「現代建築家全集11:山口文象とRIA」三一書房)
1972 ・
講演・建築はどうなる(「建築家」1972年夏季号 日本建築家協会)
      ・講演・建築学生は何を学ぶべきか
      ・対談・山口文象1929-1932(「近代建築の目撃者」佐々木宏1977)
1974 対談・「生活空間の創造」ワルターグロピウスについて
(「建築雑誌」1974.11)
◎1975 対談・兄事のこと
(「建築をめぐる回想と思索」長谷川尭1976)
      ・対談・建築を作る
(JIA会館にて 聞き手:佐々木宏)
1978 ・地域に根をおろした建築を(「建築士」)
1978 ・追悼(植田一豊 1978年6月1日 山口文象葬儀)
1985
 ・一九五三年の山口文象・山口文象私論序説(植田一豊1985)
 

Ⅳ.伊達美徳による各種論考・紹介・作製資料

◎紹介【創宇社建築会創設百年】研究会による第1回シンポジウム開催20230325
出版新刊都市再開発本】『RIAが建築で街をつくりはじめて』20220425
  近藤正一によるRIA再開発12事例と論考、そして近藤へのオマージュ
◎資料【バウハウス100年映画祭】ミース、グロピウス、山口文象世代戦争責任2020
◎資料【山口文象作品追跡】横浜震災復興橋梁「都橋」山口文象デザインと判明2018
   横浜都心の大岡川にかかる都橋の竣工図に「設計 岡村」のサインがあると発見
  モダニストとして売り出し始めた1934年山口文象設計の茶席建築は写し
  まちもり散人が長年蒐集の山口文象関係資料全てをRIA山口文象資料庫に
◎論考【山口文象とブルーノ・タウトの出会い】タウトの日本日記から2015
  1933~1936年日本にいたタウトとその間の山口文象との意外な関わり方
◎論考【未来が明るかった頃奈良西郊モダン建売住宅・2015)
     1956年近鉄あやめが池住宅博覧会開催、山口文象モダンコンクリ建売住宅
◎論考【1949総同盟会館・全繊会館山口文象設計作品“新発見”2014
  1936年青雲荘の隣りに戦後1949年に建った労働運動の拠点の施設
  近代日本社会主義出発と労働運動拠点設計はコンドルから山口文象に引き継ぎ
  2014年5月27日、友愛労働歴史館での講演に使用した画像
  山口文象自邸は今はピアニストの子息が住み春秋にサロンでコンサート
  山口文象創設「住宅のRIA」から「都市のRIA」へ建築家職能新展開 
出版建築家 山口文象の世界 作品と評伝まちもり叢書(pdf)
  このサイト掲載の山口文象論考から厳選してDTP/ODP自家製本制作
  東京中央郵便局が改築されるが原設計者は吉田鉄朗ではないと山口文象異論
◎コラム【師匠の死】植田一豊氏が逝った2009
  師と思い定めながら背いた人へのオマージュにならないオマージュ

◎資料【二人の建築家の戦中戦後】小町和義氏インタビュー2008
  山口文象の愛弟子だった建築家小町和義氏の回想…山口の戦中
  建築家・山口文象と初期RIAを研究のための文献資料等の表題一覧 
  「住宅のリア」時代に取り組んだ戦後庶民住宅設計は400軒を越えた
  大工棟梁の家に生まれ助走、離陸、飛翔そして止揚と建築家の道を行く
出版まちをつくるプロセス RIAの手法体験的書評2013
◎資料【山口文象に関する3著書】伊達美徳編著2021
 「建築家山口文象人と作品」「新編山口文象人と作品」「建築家山口文象の世界」

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